源君物語の登場人物一覧

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主要人物[編集]

源光海(みなもと てるみ)
源君物語』の主人公。18歳。紫雲大学文学部1年生。
女性と間違われるような可愛らしい顔立ちをしているが、それが原因で中学2年生の頃に同じ学校の女子たちから執拗ないじめを受け、女性恐怖症となった。また、牛乳を使ったいじめもされたことから牛乳恐怖症にもなっている。
「物心つく前」に母親を亡くした[1]過去から、年上の女性に惹かれるマザコン気質を持つ[2]
大学入学後は彼女を作って女性恐怖症を克服しようとするが、性欲優先の行動をとってしまい暴走する癖がある。
香子の研究の一環で光源氏と同じ14股を目指す。ファーストキスやペッティングなどの手ほどきを受け女性を紹介されることになる。1人目の朝日とは無理やりセックスしようとするが拒まれる。2人目の葵とは初体験を果たすが、すぐに萎えてしまい葵を満足させられず終ってしまう。[3]トラウマの原因である中将つかさの「心をモノに」しようと必死になるが、「これ以上関わる必要を感じない」[4]からと、関係の打ち切りを香子に通告される。3人目の千里とは初めての彼女として「相思相愛の平穏な」[5]セックスができたと思ったものの「心をモノにする」ことには失敗する。4人目の美也には初めて好意を抱かれてセックスするが、首輪をつけられ監禁されるなどといった愛の重みに耐えられなくなり、一時不能になる。5人目の紫亜を紹介されて懐かれるも、相手が小学生なので、(当然)アプローチはなにもしなかった。6人目の伊予に惹かれセックスするが、一夜だけの関係にするようにと言われたのであきらめて身を引かざるをえなかった。7人目の夕とは二人目の彼女として本気で交際しようとしたが、夕の大阪転勤後振られ、かなり落ち込んでしまう。8人目の華とは声優の練習に協力して、夕に振られた後で叱咤激励され、彼女の打算から性行為に及ぶ。9人目の典子に最初は年相応に扱われひどくけなされたが、セックス後に男として認められるようになった。10人目のるりとはセックスをしなかったものの、黒髭の夜這い(レイプ)を防いだことで、お姉様として尊敬されるようになる。11人目の月子とは、朝日の親友であり付き合いの長い先輩でもあるだけにかえって、男女の間柄にまで進展させることが難しかったが、取材としてラブホテルにいっしょに行く。
香子の手ほどきなどもあり、キスのテクニックは向上しつつある。
1年時の大学祭において、親友の村上の推薦により女装をしてミスコンに参加し、優勝を果たすが、過去のトラウマもあって女装をすることは本意ではなく、賞を辞退する。
叔母-甥という近親相姦のタブーな関係であることを知りつつも、香子に魅かれていく。
アルコールの入った酒は飲まない[6]。家事全般が得意である[7]
継母の産んだ、母親違いの弟がいる。
藤原香子(ふじわら かおるこ)
光海の父方の叔母で、紫雲大学の准教授。29歳独身。縦ロール風の髪型と豊満な胸が特徴で、誰もが魅了されるほどの美女である。
兄(光海の父)に土下座して頼み込まれ、光海の居候を引き受けた。
日本古典文学を研究しており、特に源氏物語を誰よりも深く読み解くことをテーマにしている。
その為にも源氏物語主人公光源氏の心情理解が必要となり、光海を現代の光源氏に仕立てあげようとする。
光源氏の女性遍歴にならい「14股」[8](=香子の指定する女性14人とセックスすること)を実行するよう光海に命じ、その目的を果たすため、女性馴れしていない光海にさまざまな手ほどきをする[9]。光海に対する羞恥心は希薄で、研究の一環として〈光海のファーストキスを奪う〉[10]、〈自分の胸を揉ませたり、吸わせる〉[11]、〈一緒のベッドで寝る〉[12]などの大胆な行動で光海を翻弄する。
登場人物の女性の心理や情報に通じている。光海に女性を紹介し恋愛のお膳立てをする。
全く顔色が変わらないほど酒には強い[13]

光海の「14股」相手[編集]

桃園朝日(ももぞの あさひ)
光海の父方の従姉で、香子の姪。21歳。紫雲大学文学部4年生で香子のゼミに所属している。
図書館の司書を目指し就職活動[14]をしていたが内定が決まる[15]
香子によって光海の14股相手の1人目に選ばれる。源氏物語の朝顔の君に見立てられている。
「美人レベルが全国最高」[16]ということで有名な紫雲大学にあっても見劣りしない美人である。
2次元の男にしか興味がないエロコミック愛好の「腐女子[17]で、現実の男性との交際経験も皆無の処女。貞操意識が強く、現実の性関係に対して過敏な反応をする。
本心では「漫画に出てくるような中性的な男の子」[18]すなわち光海のような男が好みである。
幼馴染である光海のことは弟のように思っていたが、自分に迫り暴走する光海を拒絶してしまい、気まずい関係となるが、これをきっかけに光海を異性として意識し始める。光海に襲われたことを思い出してオナニーをしたり[19]、光海と親しく話す親友の月子に対して嫉妬するようになる[20]。しかし、(香子によると)恋愛への恐怖から自分の気持ちを素直に認めようとしない[21]。第6巻の時点で、光海のキスは受け入れるようになる。また、光海への好意は親友の月子にはそれとなく見透かされており、からかい半分に探りを入れられることもある。光海の女性関係を少しずつ知るようになってからは嫉妬の感情を募らせるようになる。そのことに危機感を抱いて、就職に伴う引っ越し作業で二人きりになった時、光海に気持ちを告白しようとしたが、光海が熟睡していたため機会を逃してしまう。光海に迫られた後にオナニーをしてしまいがちである。
光海の14股相手の中では比較的出番が多い。下着も地味で派手さはないが、童顔で愛嬌のある顔として描かれている。最終回の時点でも(自分の本心に正直になれず)、光海に対して無関心な態度を装っている。
桐山葵(きりやま あおい)
香子の友人で、同じマンションに住むネイルサロン経営者。24歳。
やや高圧的な目つきとショートヘアーが特徴のクールビューティー。
香子によって光海の「14股」相手の2人目に選ばれた。源氏物語の葵の上に見立てられている。
世界的企業の社長令嬢であり、偉大な父親の背中を見て育ったため、父親以外の男性を愛せない重度のファーザー・コンプレックス(ファザコン)となった。男性との交際経験自体はあるものの、セックスの最中に「お父様」と叫ぶ癖があり、本人はそれを恥じている[22]。光海の初体験の相手となる[23]。しかし、光海がすぐに萎えてしまったことが原因で一時関係が疎遠になってしまう。以後しばらくは光海に無関心のような態度をとり続けていたが、その後は自身が気が向いたときに会う程度には関係が修復している模様(ただし、香子の前では相変わらず光海には関心のない態度を装っている)。香子が研究のため光海に14股相手を紹介していることを知りつつも、それを黙認する態度をとっている。朝日や美也とは面識があるが、互いにあまりよい印象は持っていない。最終回に近い時点では美也を牽制する行動にでている。
花田千里(はなだ ちさと)
紫雲家政専門学校1年生。18歳。見た目は地味であるが、温厚で家庭的な性格を持ち、笑顔が魅力的な癒し系の女性である。
香子によって光海の「14股」相手の3人目に選ばれた。源氏物語の花散里に見立てられている。
蕎麦屋の「紫雲そば」でアルバイトをしている。
男性が苦手で、香子に相談をもちかけていた。胸を小さく見せる下着を身に着けているが、実は香子よりもが大きい。小学生時代から胸が目立って大きかったので苦労してきたため、男が苦手になった。
アルバイト先でセクハラをされたり、悪い男に狙われたりしている。
同居している姉がいる。
光海に自分から処女をささげたが、(香子によると)光海だけを特別な恋愛相手として意識しているわけではない[24]。香子から「14股」のことを明かされた後も、光海と「メル友」[25]としての関係は続いている。最終回の時点でも、「紫雲そば」でアルバイトをしている。
六条美也(ろくじょう みや)
紫雲大学情報処理チューター。25歳。明るく優しい性格で学生、児童に慕われているが、裏では光海をストーカーして撮影していた写真を自分の部屋の壁一面に飾っているヤンデレである。
香子によって光海の「14股」相手の4人目に選ばれた。源氏物語の六条御息所に見立てられている。
実は5年前に教育実習生として光海の中学に赴任しており、当時から光海に対しては鮮烈な印象を抱いていた。ただし、光海自身はいじめのトラウマから当時の記憶がほとんどなく、彼女のことも覚えていなかった。光海へのいじめを見過ごしてきたという負い目から、光海の心の傷を癒せるのは自分だけだと思い込んでいる。香子の後輩である。先輩の香子から「14股」計画を聞かされたうえで光海と関係する。光海を満足させるセックスをするが、光海に結婚を迫り監禁しようとした。
読唇術ができる。は小さい。
のちに光海と夕の恋仲を妬み邪魔立てをするが、その行き過ぎた行動が香子の怒りを買う形となり、光海の写真やパネルなどをすべて没収される。それを機に、光海の“保護者”としての香子の存在に警戒心を抱くようになる。最終回の時点では紫雲大学の准教授になっている。
小若紫亜(こわか しあん)
紫雲大学初等部5年。10歳。
香子によって光海の14股相手の5人目に選ばれた。源氏物語の紫の上に見立てられている。
小学生でありながら光海に思わず「異性」を意識させてしまうほどの、不思議な色香と雰囲気を持っている。一人称が自分の名であったり、大学にやって来て迷子になるなど、言動は幼さが抜け切れていない。香子にはよく懐いており、光海に対しても抱きついたり手を繋いだりと無邪気な振る舞いを見せる。母子家庭に暮らしている。香子が人道に外れた研究のために自分を利用することを知りながら、香子と別れたくない寂しさから、14股相手の一人になることを自ら引き受けた。光海が大学祭のミスコンに出場すると知った際は、「お兄ちゃん(光海)は私のものだから出場して欲しくない」と甘えてむずかって見せた。将来は、香子のようなグラマーな体型になることを夢見ている[26]。乙女とはSNSを通じて知り合った友人同士である。
瀬見伊予(せみ いよ)
紫雲大学売店店員。27歳。
香子によって光海の14股相手の6人目に選ばれた。源氏物語の空蝉に見立てられている。
黒縁の眼鏡をかけている。惰性で付き合っている男性がいて通ってきているが、結婚はしてもらえず独り暮らしである。酒が好きであるが、節約を心がけている。自己評価の低さから現状を変えるような行動が起こせず、他人をやっかんだり酒を煽るなどして焦燥を募らせる日々を送っていた。香子はそんな彼女のことを気にかけており、「自縄自縛からの解放」に期待して光海に接触を命じる。光海と一夜を共にしてからは、少しだけ前向きになる。最終回の時点では典子の秘書になっている。
常夏夕(とこなつ ゆう)
紫雲フィットネスクラブのインストラクター。22歳。
香子によって光海の14股相手の7人目に選ばれた。源氏物語の夕顔に見立てられている。
関西弁を話す。中学、高校時代と病弱であったため男性と交際した経験はまったくなく恋愛に憧れていた。職場の同僚からは経験豊富なものと誤解されている。自ら強くなろうとして体を鍛えたが、香子によれば夕の「強さはみせかけ」で「もろく儚い部分を隠すための鎧」である。夕の写真が、紫雲フィットネスクラブの看板になっている。誕生日は8月31日。
好きな男性のタイプは「男らしい人」であり、正反対のタイプである光海のことは当初敬遠していたものの、コーチングやデートを重ねる中でその真摯な態度や優しさに魅かれていき、やがて処女を捧げる。
光海との仲は相思相愛であり、その後も順調に交際を重ねていたものの、彼の垣間見せる「香子への思慕」には一抹の不安を拭えずにいた。そんなある日、職場の辞令により大阪に転勤することとなり、光海とは遠距離恋愛になる。そこに、以前より光海との交際を妨害していた美也から「14股」計画をリークされるなどの揺さぶりをかけられた結果、光海に別れを告げる。およそ1年ぶりに占い郷で光海と再会したが、光海の本命は香子であり、自分は光海のことが好きであるからこそ辛くて別れたのであると本心を告げ、けっきょく関係回復には至らなかった。
末摘 華(すえつむ はな)
紫雲大学放送学科の2年生。20歳。美声の持ち主で、声優を志望している。ソバカス顔で眼鏡を掛けた小柄な少女だが、胸は大きい。
香子によって光海の14股相手の8人目に選ばれた。源氏物語末摘花に見立てられている。
他人と話すのが苦手で友達がおらず、異性との交際経験もない処女。当初、女装でミスコンに優勝した光海のことを自信家だと誤解し苦手意識を抱いていたが、香子の口添えもあって友人となり、成人向けゲーム声優オーディションへの特訓に付き合ってもらう仲となる。しかし、性経験が皆無であることから、特訓を続けていても演技に自信が持てず思い悩むようになり、意を決して光海に「性の手ほどき」を願い出る。その時は、光海がまだ夕と恋人関係にあったことから断られてしまうが、のちに夕と破局したショックから放心状態になっていた光海に「慰めたい」と申し出て関係を結び、処女を捧げた後は、自信をもってオーディションに臨んだ。その後も光海との交流は続いており、巫女のアルバイトを通して朝日・千里・月子とも友人関係となった。最終回の時点では、声優として活躍しておりテレビに出演することもある。
源内 典子(げんない のりこ)
紫雲歯科医院の歯科医師。年齢不明。ショートボブの髪型をした、可憐でクールな美女。かなりの年長であるらしく、香子のことは呼び捨てで呼んでいる。
香子によって光海の14股相手の9人目に選ばれた。源氏物語の源典侍に見立てられている。
香子の差し金により診療に訪れた光海と知り合い、会ったその日に突然香子宅を訪れ、光海の目の前で裸になって入浴するなどの大胆不敵な行動をとる。実は自分自身を偏愛するナルシストであり、「14股」計画のことも承知済みであった。香子は光海に「彼女の愛する『自分』以上の、特別な存在になってくれ」と指示を出す。のちに香子に罵倒され落ち込んでいた光海に優しい言葉をかけ、自宅に招き入れて関係を持つかに思われたが、典子は鏡に映る自分を見ながらの自慰行為だけで満足し、光海に家に帰るよう告げる。その後クリスマスの日に再びアプローチをかけてきた光海に、今度は打って変わって辛辣な言葉の数々を投げかけたが、それにより彼のマゾヒズム的な「変態性」を吐露されたことから心を許し、セックスをして年末までの4日間を共に過ごした。
玉鬘 るり(たまかずら るり)
女子高校の3年生。18歳。光海が運転免許の講習に行った先の田舎にある大きな屋敷に住む、地元一の箱入り娘。顔は夕に似ているが、は大きい。
香子によって光海の14股相手の10人目に選ばれた。源氏物語玉鬘に見立てられている。いわゆる「愛人の子」[12]であったが、子どものできなかった玉鬘家に養子として引き取られてきた。義母からは愛情を向けてもらえず心を失いかけていたところに、使用人である黒髭家の姉弟と交流を持ち救われたという過去を持つ。純粋で自立心旺盛な性格をしており、紫雲大学への進学にあたってさまざまなものに取り組んでいる。光海と出会った時点で、カップラーメンを食べたことがなかった。について知ることを禁じられて育ち、小学校、中学校にも通わせてもらえなかったため、光海に教えられるまでは、その知識が皆無であった。親の決めた結婚相手がいる。婚約解消を狙った黒髭によって寝込みを襲われそうになるも、光海によって阻止される。その後、香子の計画によって女装した光海に1晩世話を焼いてもらったことで彼を「お姉様」と呼んで慕うようになり、バレンタインデーにはチョコレートを渡した。
紫雲大学に入学後は、千里と同じマンションで暮らし、千里の姉に一般常識を教育されている。
朧 月子(おぼろ つきこ)
朝日の親友で腐女子仲間。紫雲大学4年生。22歳。香子によって光海の14股相手の11人目に選ばれた。源氏物語の朧月夜に見立てられている。光海以外の男性とは会話がまったくできないほどの男性恐怖症である。光海と親しくなりメールのやり取りをする仲となる。性愛関係の妄想が好きで、官能小説家になるのが夢。光海や朝日に自作小説の感想モニターを頼むこともある。卒業後は大学院に進学する予定である。妹に高校生の凪子がいる。
ふだんはゴスロリ風のファッションをしていることが多い。ブランド物のバッグを一度に多く買っても懐が痛まないほどのお金持ちである。メイクアップが得意で、光海が大学祭のミスコンに出場すると知った際は、朝日とともに協力を申し出た。
第261話で、光海の11人目の相手であることが明かされ、第262話で、名字が読者に初めて公表された。
男性恐怖症を直す一環として光海にキスしようとして逆に彼からキスされるが、嫌な顔をするどころかむしろ微笑んだ。後日、香子からの提案もありラブホテルに光海とともに取材に行き、夜中までゲームをした後、(朝日には悪いと思いつつも)今度は自分から光海にキスをし、服を着たままバスルームで行為に及んだ。光海との初体験後は男性恐怖症が緩和された。光海との関係を妹の凪子に目撃されてしまい、SNSに書きこまれて拡散されることを恐れていた。最終回の時点では、作家としてかなり成功しているらしい。
三宮 乙女(みつみや おとめ)
紫雲大学附属中等部の2年生(春から3年生)。14歳。香子によって光海の14股相手の12人目に選ばれた。源氏物語の女三宮に見立てられている。年齢の割には精神が幼い。学校のクラスに馴染めず引きこもりになっており、光海がお試しで家庭教師を引き受けた。ウサギのぬいぐるみを肌身離さず持ち、うまるちゃんが家の中で着用しているようなフードをいつもかぶって生活している。香子の住んでいる同じマンションに、紫雲大学の大学生である腹違いの姉「乙姫」と2人暮らしであるが、姉妹の仲はあまりよくない。
当初は光海にもまったく心を閉ざしていたものの、乙女の友人である紫亜にアドバイスを受けた光海が散歩に連れ出すなどした結果、光海に心を許し懐くようになり、勉学への意欲も取り戻した。また、光海との交流が深まるに連れて姉との関係も改善された様子。
光海に思慕を抱くようになるが、あえて家庭教師継続の話は断り「光海にとっての一番」になるべく努力することを決意する。
明石 夢告(あかし むつげ)
紫雲大学文学部1年生。18歳。関西弁を話し、黒い長髪を纏めている少女。左胸の内側に小さな痣がある。香子によって光海の14股相手の13人目に選ばれた。源氏物語の明石の君に見立てられている。神社で光海と出会った時に、彼に自慰行為を目撃された。占いを愛しており、(香子によると)思い込みの強い性格である。
実家の明石家は、関西地方にある「占い郷」とよばれる霊場にある。光海とセックスをし処女を卒業したが、 占いの結果光海には本命の相手が居ることがわかり、また、家業を継ぐこともあり、光海とは一夏限りの恋人という関係に終わり、紫雲大学も退学する。

光海の14股相手には指定されていない美女たち[編集]

朧 凪子(なぎこ)
月子の妹。高校生。源氏物語に熱心で、紫雲大学に入学して香子に学ぶことを望んでいる。古語を使うのが口癖。
光海とは紫雲大学のオープンキャンパスで出会った。月子から光海が「源氏の君っぽい」と聞かされていたものの、実際に会ってみて「たいしたことない」「源氏の君からほど遠い」との印象をもつ[27]。ただし、光海の半裸姿を見たときはまんざらでもない反応を見せていた。
中将つかさ(ちゅうじょう つかさ)[28]
中学時代に光海をいじめていた女子グループの中心人物。「学年一美人」[29]として有名だったが、憧れていた先輩が自分よりも光海の容姿を褒めていたことで自尊心を傷つけられ、光海を目の敵にするようになる。
偶然にも光海と同じ紫雲大学に進学し、国際教養学部に在籍している。最初は光海のことを覚えていなかった。
妻のいる教員である近衛教授と不倫関係にあった。
自分のステータス・シンボルのアクセサリーとして「誰もが欲しがる」[30]男が好みである。
光海の「14股」相手には含まれない[31]
千里の姉
千里と同居しており、胸の大きいことで悩み続けた千里を励ましてきた。千里が光海との交際で悩んでいた際も妹の動揺している様子を見落とさず、声をかけ助言を与える。姉妹仲は非常によく、ライトノベルでは千里と二人で温泉旅行に出掛けている。
紫雲大学に入学してきた るりの教育を引き受ける。
名は読者に明かされていない。

光海の友人[編集]

村上(むらかみ)
光海の親友。童貞。紫雲大学1年生。香子に憧れて紫雲大学に入学した。
村上は姓である。名は読者に明かされていない。
「ほどよい年上のお姉さんに[童貞を]奪われたい」[32]と思っているが、学内の美人チェックも怠っていない。何かと女性に縁のある光海を羨ましがる。

光海の親族[編集]

光海の父(香子の兄)
婿養子に入ったために「源」姓となる[33]。再婚相手とはいわゆるできちゃった結婚でもある。それがこの作品の発端となる。
再婚の際、光海に家を出ていき香子との同居を一方的に言い渡した裏で、香子には街中で土下座してまで同居の件を頼み込んでいた。
源 桐乃(みなもと きりの)
光海の実母。故人。16歳で光海を妊娠した。香子と顔見知りであった。彼女の思い出の顔写真は、光海の家にはプリクラぐらいしか残されていない。「光海」と名付けたのも、実は香子であった。
占い郷で育った人間であり、占い郷とバスで往来する場所にある温泉町の近所に彼女の墓がある。
光海の継母
光海の父と結婚した女性。
妊娠と光海の父との結婚が原因で、実家から勘当されたらしい。息子を出産する。
光海の「14股」相手には含まれない[34]
源 薫(みなもと かおる)
光海の異母弟。父の後妻が産んだ。光海に風貌がそっくりで、とても大人しく、人と触れ合うより本が好きな子どもである。最終回で名前が判明した。
朝日の母(光海の伯母)
光海の父および香子の姉。
朝日が年頃なのに恋人がいないことを心配しており、色気のない下着を身に着けていることにつっこみをいれている[35]

その他[編集]

第3巻で初登場[編集]

近衛(このえ)教授
紫雲大学の心理学教授で、理事長の息子。妻子がいるが外見が良く、女子学生から一番人気のある教員である。
中将つかさと不倫関係にあり相当入れ込んでいた。香子にも色目を使ってくるらしい。
作品中では顔がはっきりと描かれない。

第4巻で初登場[編集]

「紫雲そば」店主の息子
まだ幼い子どもであるが、千里にセクハラを繰り返している。千里を光海に取られたと思っている。
作品中では顔がはっきりと描かれない。

第5巻で初登場[編集]

「恋愛の達人」
女なら誰でもいいという感じで、「この程度の」[36]者と光海から思われたようなチャラ男。紫雲大学のトイレでセックスしていたのを光海に見られたことがあるが、当人はそれを覚えていない。
「狙い目は極上女の横にいる中位の女」[37][38]であるという。

第11巻で初登場[編集]

黒髭(くろひげ)

玉鬘家の屋敷に仕えている女性の弟。黒髭はである。名は読者に明かされていない。一人暮らしをしている大学生で、色黒の肌にアフロヘアーという容姿。複数の女性と同時交際をするなど女癖が悪いが、幼少のころより兄妹のようにして育ったるりにプロポーズをする。源氏物語で玉鬘を強引に自分の妻にしてしまう髭黒に見立てられている。るりに夜這いをして強姦しようとしたが、光海に阻止される。

脚注[編集]

  1. 第41話 ただし、本作品中に、光海の実母が死去したとする記述はない。父親との離婚であった可能性も完全には否定できない。
  2. 第38話
  3. 第49話
  4. 第66話
  5. 第67話
  6. 第9話、第62話 アルコールが苦手であるためなのか、本人の価値観のためなのか、飲まない理由は不明。
  7. 第33話
  8. 香子によれば「14人というのは源氏の君[=光源氏]が愛した女の数だ」(第3話)とのことである。
  9. 第3話で、香子が「この扉を開けて入ってきた私以外の女 その全ての女の心を君のモノにしてもらいたい」と言っているので、香子自身は光海の「14股」相手に含まれていないものとおもわれる。 ちなみに「藤原香子」は、源氏物語の作者である紫式部の本名であるとされる。
  10. 第2話
  11. 第15話
  12. 第30話
  13. 第9話
  14. 第9話
  15. 第116話
  16. 第6話
  17. 第8話 ただし、ここでは「オタクの女性」という意味である。
  18. 第17話
  19. 第29話
  20. 第54話
  21. 第29話で、香子が「朝日は恋愛が怖いから自分の気持ちを認めようとしない」と言っている。
  22. 第48-49話
  23. 第48-49話
  24. 第92話
  25. 第97話
  26. 単行本第8巻197pのおまけイラストより。
  27. 第135話
  28. 平仮名の「つかさ」は、台湾の尖端出版から発行された中国語繁体字)訳版『源君物語 三』では「司」と表記されている。中国語繁体字)の ファンサブでは「司紗」と表記されている。
  29. 第56話
  30. 第57話
  31. 第92話で
    「中将つかさ
      ↑
    14人に含まれない一般の女」
    とノートに記されている描写がある。
  32. 第32話
  33. 第1話 ただし、本作品中に、光海の実母の姓が「源」であるとする記述はない。
  34. 第139話で香子が「君の義母はターゲットにしない」と言っている。
  35. 第35話
  36. 第95話
  37. 第95話
  38. 香子によると「中位の女を狙え」などの女性談義は、さしずめ(源氏物語第2帖「帚木」に出てくる)「雨夜の品定め」であるという(第96話)。